初めて見た清朝のドラマが「宮廷の諍い女」です。大分昔に「西太后」を劇場にみに行った記憶があるんですが、髪型や衣装の事はすっかり忘れていました。
初めての辮髪に、ついて行けない!と引きぎみに見ていたんですが、もうすっかりこの時代の文化に慣れましたね!辮髪でもイケメンはイケメン。この髪型でイケメンてどれだけ顔面偏差値高いの?この時代のこのふくよかに見えてしまうシルエットの衣装を着ても普通に見える女優陣どれだけスタイル良いの?とすばらしく驚嘆します。
皇帝がおじさまだ!とまあ、これも仕方ないですね。即位したのが、数えで45歳なら仕方ない。史実に忠実なドラマです。しかも雍正帝の肖像画を見ると、役者さんが似ていって凄い!ってあとから思いました。皇帝の夜伽へ向かうための手順とか当時の風習や衣装とかもわかって面白かったです。
宮廷での女性紛争が見どころでもあるのですが、やはり果郡王と甄嬛のラブロマンスが1番の見どころです。果郡王の捨て身の看病が健気かつ大胆で微笑ましいです。
個人的には甄嬛が、尼寺で彼女をないがしろにした尼にやり返した所は、とってもカタルシスを感じました。
宮中に生きる哀しい女性たち、その中で悲しみに暮れるだけでなく、過酷な運命に立ち向かい力強く生きていく甄嬛の生き様をぜひ見ていただきたいです。