期待しちゃっていたのがまずかったかな。あんまり面白くなかったのが正直な感想です。
主人公が何をしたいのか良くわからない。尚食を目指しているんですよね。でも朱瞻基(しゅせんき)の事も好きで、しかし嫁にはなりたくなくて、でも彼には近づきたくてと。始終一貫性がなくて主人公に感情移入まったくできなかった。
あと過度に善人すぎるのも理解できなかったかな。自分を殺そうとした人間を自分の危険を顧みず救う事が何度かあって腑におちませんでした。
殷紫萍(いんしへい)もね、いきなり司膳司にまで出世していて成長する場面がなく姚子衿(ようしきん)の力が大きいせいよねとしか。
蘇月華(そげつか)は、師匠が追放されたあたりで母と和解したと思ったのに暗黒面に落ちちゃったままだったのも不思議でした。
皇后も最初は瞻基を避けていたのに、いきなり従順な皇后になろうとしたのは何故?など、このドラマ出演者たちの態度がいきなり変わるのでついていけなかった。
構成が悪すぎるのか?どこかで“編集でカットされたシーンがある“って見たからいろいろとカットされてこんな仕上がりになったのか?主人公二人もラブラブになったかと思うとすぐ仲悪くなるし。二人の甘いシーンはやや少なめですね。
宣徳帝の皇后を尚食を目指す自立した女性に設定したのは、うまくいってないなという印象でした。
明の時代は倹約につとめていたせいなのでしょうか、他の時代に比べると髪飾りや衣装が地味ですね。「尚食」は全体的に暗い配色でそれがオシャレとは今回は感じられなかったのも残念。