Hao life

中国時代劇、華流史劇好きのブログ

【琉璃】~めぐり逢う2人、封じられた愛~感想

ツッコミどころ満載でありご都合主義があふれているんですが、璇璣 の本性が男性だった所で、腐女子心爆裂して見て良かったな!って思ったドラマである。

・禹司鳳

チョン・イー は「長安 賢后伝 」でめちゃ可哀そうな報われない不幸な男を演じたので、今回もサブタイトルに“封じられた愛”とあるのでまた不幸な役かなと思いつつ視聴はじめました。ちょい役でチャオ・インズも出てきた時には笑った。

思った通り不幸な男でしたね。9世全て璇璣に殺されておる。でも今生では璇璣も司鳳を心から愛すようになって両想いになったので安心しました。

心のない璇璣を好きになるきっかけが、羞恥心も持たない璇璣がべたべたくっついてきて、それにドキドキしてしまう初心い司鳳くん。心のない異性を愛するってどうなのかな?とまあ「霜花の姫」でも思った所です。

彼が天尊の息子だった設定なくても良くない?9世までの彼は人間だったの??とかちょっと疑問。璇璣との千年前の1番最初の出会いで、司鳳がなぜ戦神璇璣を好きになったのかもわからない。慰めていたってセリフだけなので説得力ない。

 

褚璇璣

璇璣は、申し訳ないけど中国でもクラスで3番目くらいにカワイイ子って感じなのをアイドルにするっていうのが流行ってるのかな?って思ってしまった。

戦神になると勇ましく力強いなと感じ、時に司鳳とラブラブな時に璇璣攻めかな?なんて感じたんですが、後になって本体が男性とわかって腑に落ちたという。こうなると昊辰はなぜ戦神を女性にしたのか、しかも最初は愛していたようだし。なにこのブロマンスはと思ってしまった。

9世の間も司鳳を愛していたの!って告白していましたが、「ほんと??」って感じです。過去回想短すぎだから仕方ないけど、どれもこれも殺すときの璇璣の表情に憎しみしか感じられないのがね。

羅睺計都になった時は、ほんとびっくり。男だったの?壁画の伏線はあったけど超展開!計都は言われてたほど、酷い男ではなく邪悪なのはやはり昊辰。でも昊辰と知己だったのね。でました知己!!エモい!

男の姿のまま璇璣のふりをしたり、役者さんお上手でした。最後の司鳳の頬を触る所作、好きになってるって感じさせてくれて熱かったですよもう!!

 

昊辰

イケメンですね。でも1番魔に囚われていて妖魔より真っ黒だった。どうして帝君になれたのかさっぱりわからない。なのに他の神君から尊敬されているっていうのも説得力ないです。彼の所業はサイコパス

9世の修行の失敗ってのが今一わからない。戦神の憎しみを絶つのが目的だったのよね。今生では自分も人間になって璇璣と結ばれようとするし、司鳳と結ばれて憎しみ消せばすんだことでは??この辺ほんとわからなかった。千年前戦神と昊辰は愛しあっていたが、昊辰は別の人と結婚して裏切られた戦神が怒って暴れたので人間界に落とされたって話はどこいった?帝君の嘘だったのか。

昊辰は結局天界だけが大事だったように後半は変わっていく。でも最初は戦神好きだったようにしか見えなかったんですが。

 

・騰蛇

オープニングのカットの彼はすごく美形。楽しいキャラでした。青龍は絶対彼の事好きですね。そこかしこに見られるめくるめくBLの香りを楽しむのが我が流儀。

 

他の脇キャラも魅力的でした。キャラが良いとお話がご都合主義でも見続けられるので良かったです。終わってから気が付いたけど、鳥童役の人山河令のパイセンだったのね。演技が見るからに悪人でわからなかった。役者さんて凄い。

最後は、大団円でエピローグも長いので、ラストあっけない華流で新鮮。死ぬ死ぬ詐欺璇璣パパは長生きしてた。「人間て最高」って璇璣が言って終わるのですが、司鳳は妖魔ですよね。人間の寿命はあっという間、璇璣は妖魔になったほうが安心できたなと思いました。