Hao life

中国時代劇、華流史劇好きのブログ

【霜花の姫】 ~香蜜が咲かせし愛~感想

評判が良いらしく良く聞くタイトルだったので視聴。中華ファンタジードラマ苦手だからどうかなと思ったら個人的には大当たりでした。

最初に鳳凰が焼き鳥状態で落下って所でギャグですか?って思いつつずっと見たかったレオ・ローの出てるドラマとわかり、ヒロインがちょっとバカっぽいけど見続ける。

ヒロインは天界一の美女って設定なのもよろしくない。普通に美人だけで留めて欲しかった。好みの差もあると思うけど個人的には穗禾の方が綺麗よねと感じてます。人間界に落とされてから情を封じる力が弱まって少し大人になったのか大分性格が落ち着いてきた所から、夢中になって見てしまいました。展開がすごく面白かった。相変わらずツッコミどころは多いけど気にならなくなった。錦覓と旭鳳の愛の行方に釘付けでした。

罠とはいえ錦覓が旭鳳を殺してしまう所が衝撃的でこれで、恋愛成就できるのかとハラハラします。神仙ものは、もうなんでもありなんで簡単に死なないけど心におった傷は治すの難しいですし。情を知った錦覓がその後、一途に旭鳳を想うようになったあとの二人のすれ違いも切なくて良かったです。

天界の長たる神仙がこれでいいのか?なんとなくギリシャ神話のゼウス的な感じって思えば良い?

1番の悪役は天后かと思いきや、彼女も若いときは他に良い殿方がいたりして穗禾の悪女度が底上げされ、旭鳳の愛より権力が1番みたいなシーンが出てきます。でも最後は旭鳳の名を呼びながら襲われているのでちょっと可哀そうだし、この役報われないし彼女のその後のシーンは無くて良かったと思う。彦裕のその後のほうが知りたい。

潤玉、お魚さんて呼ばれ方かわいい。でも龍だよね?最初から彼は腹黒かったのか?そこはちょっと不明。泣き顔可愛かったですね。によによ笑う笑顔も嬉しそうで微笑ましかった。最後まで一途だったけどフラれました。ちょっとしつこすぎる執念でした。もっと違う役も見たい。特に放映中止されてるアレ。

終盤の展開はちょっといただけないかな、転生するなんてわかりきったことじゃない?なに探してるの??ってさすがに思ったけど。

鎏英は最後までいい女だった。悲恋に終わって可哀そうだったけど、(暮辞は死亡フラグたちすぎ)娘残せたのは良かった。旭鳳の息子とオネショタな関係になってほしいと思わせるエピローグでした。

 

【霜花の姫】なにが1番良かったかというと音楽です!OPもEDも大好きで今もBGMです。

【琉璃】~めぐり逢う2人、封じられた愛~感想

ツッコミどころ満載でありご都合主義があふれているんですが、璇璣 の本性が男性だった所で、腐女子心爆裂して見て良かったな!って思ったドラマである。

・禹司鳳

チョン・イー は「長安 賢后伝 」でめちゃ可哀そうな報われない不幸な男を演じたので、今回もサブタイトルに“封じられた愛”とあるのでまた不幸な役かなと思いつつ視聴はじめました。ちょい役でチャオ・インズも出てきた時には笑った。

思った通り不幸な男でしたね。9世全て璇璣に殺されておる。でも今生では璇璣も司鳳を心から愛すようになって両想いになったので安心しました。

心のない璇璣を好きになるきっかけが、羞恥心も持たない璇璣がべたべたくっついてきて、それにドキドキしてしまう初心い司鳳くん。心のない異性を愛するってどうなのかな?とまあ「霜花の姫」でも思った所です。

彼が天尊の息子だった設定なくても良くない?9世までの彼は人間だったの??とかちょっと疑問。璇璣との千年前の1番最初の出会いで、司鳳がなぜ戦神璇璣を好きになったのかもわからない。慰めていたってセリフだけなので説得力ない。

 

褚璇璣

璇璣は、申し訳ないけど中国でもクラスで3番目くらいにカワイイ子って感じなのをアイドルにするっていうのが流行ってるのかな?って思ってしまった。

戦神になると勇ましく力強いなと感じ、時に司鳳とラブラブな時に璇璣攻めかな?なんて感じたんですが、後になって本体が男性とわかって腑に落ちたという。こうなると昊辰はなぜ戦神を女性にしたのか、しかも最初は愛していたようだし。なにこのブロマンスはと思ってしまった。

9世の間も司鳳を愛していたの!って告白していましたが、「ほんと??」って感じです。過去回想短すぎだから仕方ないけど、どれもこれも殺すときの璇璣の表情に憎しみしか感じられないのがね。

羅睺計都になった時は、ほんとびっくり。男だったの?壁画の伏線はあったけど超展開!計都は言われてたほど、酷い男ではなく邪悪なのはやはり昊辰。でも昊辰と知己だったのね。でました知己!!エモい!

男の姿のまま璇璣のふりをしたり、役者さんお上手でした。最後の司鳳の頬を触る所作、好きになってるって感じさせてくれて熱かったですよもう!!

 

昊辰

イケメンですね。でも1番魔に囚われていて妖魔より真っ黒だった。どうして帝君になれたのかさっぱりわからない。なのに他の神君から尊敬されているっていうのも説得力ないです。彼の所業はサイコパス

9世の修行の失敗ってのが今一わからない。戦神の憎しみを絶つのが目的だったのよね。今生では自分も人間になって璇璣と結ばれようとするし、司鳳と結ばれて憎しみ消せばすんだことでは??この辺ほんとわからなかった。千年前戦神と昊辰は愛しあっていたが、昊辰は別の人と結婚して裏切られた戦神が怒って暴れたので人間界に落とされたって話はどこいった?帝君の嘘だったのか。

昊辰は結局天界だけが大事だったように後半は変わっていく。でも最初は戦神好きだったようにしか見えなかったんですが。

 

・騰蛇

オープニングのカットの彼はすごく美形。楽しいキャラでした。青龍は絶対彼の事好きですね。そこかしこに見られるめくるめくBLの香りを楽しむのが我が流儀。

 

他の脇キャラも魅力的でした。キャラが良いとお話がご都合主義でも見続けられるので良かったです。終わってから気が付いたけど、鳥童役の人山河令のパイセンだったのね。演技が見るからに悪人でわからなかった。役者さんて凄い。

最後は、大団円でエピローグも長いので、ラストあっけない華流で新鮮。死ぬ死ぬ詐欺璇璣パパは長生きしてた。「人間て最高」って璇璣が言って終わるのですが、司鳳は妖魔ですよね。人間の寿命はあっという間、璇璣は妖魔になったほうが安心できたなと思いました。

「麗姫と始皇帝 ~月下の誓い~」感想

始皇帝呂不韋の子供として描かれています。そして性格がどうしようもなく独善的な暴君です。史実も残酷な暴君の様ですが、ドラマでは彼の成した大業が描かれていないこともあり、たんに猜疑心の強い嫌な奴で終わっているのが残念です。

始皇帝の恋愛メインなお話であり、始皇帝の話を見たいと思う方にはちょっとおススメできません。抒情的ドラマと言われてますが、同じ回想シーンの多さに辟易しました。チャン・ビンビンの優しい顔立ちと相反し、生い立ちのせいで闇落ちしてる嬴政の性格には最後まで着いて行けなかったです。

ディリラバちゃんは相変わらず美しいので、彼女のために見てましたが演じていた麗にもあまり好感は持てなかったかな。どうも良い子すぎて。

荊軻の暗殺未遂は史実ですが、彼が民のために暗殺を決意したとなっていたけど、結局は私怨ではありませんか?という感じです。最後の最後までお腹真っ黒な大鑑が脱落しなかったのも不思議でした。

というわけで、私的には今いちなドラマでした。

「成化十四年~都に咲く秘密~」イケメントリオの謎解き時代劇

物語はミステリー時代劇で、イケメン3人の絡みが楽しめます。3人の個性がぶつかるやり取りが面白いし、それぞれのキャラに好感を持てます。ストーリーも展開がスローで最初は没入しにくかったですが、最終的に面白かった!っと思わせてくれるので、是非通して見て欲しいです。

グァンホン君は、某ヴィジュアル系のHくんに似てるって思ってしまいました。美少年で華奢ですね。お風呂シーンや女装も見てみたかったので、嬉しい演出でした。女優陣にあまり目を引く美人さんはいなかったかな。ドゥルラさんはあっさり亡くなってしまったので、ヒロインではなかったのかとビックリしました。

原作は耽美小説です。ドラマそのものは全然ブロマンスではないですが、そこかしこにソレッぽさが残されているのがブロマンス大好き派には、感じられ2度おいしいですね!

明の時代は宦官がブイブイ言わせていた時代のミステリードラマ!必見です。衣装が朝鮮王朝みたいだったけど、この時代のものが伝わったのか?興味もちました。

唐泛は、食いしん坊なので、このドラマには庶民の食事風景が良く出てきます。お腹空いてる時に見ると空腹感アップです。1番多く登場した麺が食べてみたいと思いました。

「蘭陵王」ゲームFGOにも出てくる仮面の美男の物語

どこかの美術館で蘭陵王を知りました。タイトルに「蘭陵王 あまりの美しさのため仮面で顔を隠していた」ってあって、とても印象に残っていました。

本場中国には蘭陵王が出てくるドラマがあると知り嬉々として見ました。まず蘭陵王妃」から。ちょっと私の美貌の解釈と違うかな…と途中で見るのをやめてしまいました。しばらくして蘭陵王を見たのですが、ウィリアム・フォンの方がまだ許せるかなと(好みの問題です。イケメンだとは思うけど美貌と言われると…)

しかし、そもそもこのドラマで仮面を付けている理由は「美しい顔を隠す」訳ではないから仕方ないかと割り切りました。それでも雪舞が温泉で蘭陵王を初めて見た時、女性と見間違えるシーンがあるから、それなりの美しさなんでしょうけど、かなり無理があります。どう見てもがたいの良いイケメンです。

お話は「蘭陵王妃」よりキャラ立ちがしっかりしていたので、最後まで見れました。王妃の方より断然面白かったです。武帝の片思い加減が切なくて良かったですね。ラストは生き残って幸せなの?史実とも違うしという感じの悲劇で、哀しい終わり方です。

「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~」ヤン・ミー主演のラブ史劇

おすすめ中国時代劇に絶対入っているタイトルなので期待しました。しかし途中で脱落し、時間がたってから再度見てみたという。私の中で初めてみた中華ファンタジー史劇がこの作品。中華ファンタジーは苦手かなと思ったのは、この作品の影響です。でも、ファンタジー物でも面白い中国時代劇はあります。

そんな訳で「扶揺」はお話と展開がつまらなかったです。ラストも辻褄あわなくない?って感じで一国の王の北が、国放り出して来ていいの?とかハッキリ言って小七は無駄死にで可哀そうです。宗越兄の弟くんもいろいろ板挟みで可哀そうだなと同情しました。最後は主役二人がどうなったのか謎だし。とてもモヤモヤする終わり方でした。

ヴィジュアル面では出来が良いと思います。それぞれの役者さんのファンは見ても良いかと思います。

 

ファンタジー時代劇に良く出てくるCGのキャラクター。「扶揺」のCGキャラが1番可愛らしいです。それと小七の女装が愛嬌あって似合っていて好きです。ここが個人的見どころ!

「皇帝の恋~寂寞の庭に春暮れて~」康熙帝の三角関係なラブ史劇

順治帝雍正帝乾隆帝のドラマは見たので康熙帝主役のドラマも見たいと思いみた中国時代劇です。正直このドラマはイマイチでした。

主人公たちの恋愛に焦点が当てられているため、政治的な陰謀や王朝の内情が薄くなってしまっているように感じて、康熙帝の名君ぶりはわからなかった。一歩間違えれば女性に惑わされている暗君です。

記憶をなくし、親の仇と恋愛するというシュチエーション自体は面白いけど、主人公をはじめいろんな登場人物の心理が破綻してて一貫性がないように感じるのが残念。

琳琅がキレると、刃物振り回すのも怖い。この人男の裏切りは許せないけど女には優しくて、性格最悪の画珠に最後まで優しいのは不可解でした。好感持てずヒロインには、感情移入できませんでした。そして失神させられては、宮廷から逃亡図って牢屋からの自害の流れに『またこのパターン!』と思う事もしばしば。

康熙帝は長生きするから、琳琅の実の兄の長慶には殺されないのはわかっているので、その辺の展開も面白みにかけるのかもしれません。彼は何度も同じことを繰り返し、最後は「滑稽だな」と死んでいきました。まさに滑稽。

そして最後がひどい。後味悪いです。中国時代劇でこんな暗い最終回初めて!と思いました。琳琅は愛する康熙帝とは一生会えず冷宮に閉じ込められて終わるなんて悲惨すぎる人生だと思います。


女性の髪飾りがギンギラギンにど派手です。
あと帽子みたいの被っていて鍔がついていたりして、女官も被り物つけてるので最初はすごく違和感ありました。「宮廷の諍い女」で大分慣れましたけど。「如懿伝」で如懿も被っていたからこういう帽子(髪飾り?)もあったのかなと。映像はキラキラ極彩色世界。カメラアングルがちょっと面白かったと思います。