Hao life

中国時代劇、華流史劇好きのブログ

「後宮の涙」感想 宮廷女官の高みを目指すの女性の物語

謀略につぐ謀略で、「またか!」と思ったのもしばしば。主人公に嫉妬するあまり陥しいれようとする女性は、皆片思いだったり愛する人がいなかったりするんで、陸貞があそこまでまっすぐに強くいられ、数々の罠に打ち勝てたのは愛してもらえてる強みなのかなって思いました。

高湛がモテモテである。女性主人公がモテモテのドラマが多かったので久しぶりのシュチエーション。モテ男だけど陸貞を一身に愛する所はキュンですね。とはいえ陸貞も3人の男に想われる。正直、陸貞は沈嘉彦と結ばれたほうが幸せになれそう。沈嘉彦は恋敵を陥れようなんて気は一つも起こさない作中では珍しい良い人です。そういえば高演もすごく良い人柄だった。女性陣が強烈なぶんこの二人の清廉さが救い。

仕事でも恋愛でもライバルになる沈碧は、いい加減しつこくて最後の最後まで陸貞に対しては真摯な態度は皆無で、あのような生きざまでは同情もわかなかった。同じく恋のライバルだった蕭喚雲。彼女は高演の良さに気づいてくれて子もなすほど仲睦まじくなってくれたのは、この荒れた後宮の中で唯一の温かいエピソードです。陸貞と顔が似てるって設定だったけど、もう少し似せて欲しかったかなと。

結局、高湛と身分違いで周囲の反対とかあり、なかなか関係が安定せずハラハラしたけど、高湛は側室も迎えざるえなくなったり、陸貞は不妊になったりと少し悲しい定めで皇后にならなかったのは意外。陸貞のモデルは史実で宰相にまでなったというから、その絡みでこういう結果なのかもしれません。

このドラマの見どころ、それは衣装です。宮中の色とりどりの華やかな衣装を楽しめます。背景のカラーと相まって少しケバいけど、なかなかのカラーバランスで、煌めく画面が良い所。髪型もこの時代は重そうだな、首大丈夫って感じなんだけど簪の美しさとひらひらした布が好きです。


高湘役でリー・イーシャオさんが出てました。陸貞に辛くあたる役だったのでいつ悪役になるかな?って思ってましたが、今回は良い人で終わりました。

吹替版を視聴したのだけど、声優さんどなたが演じているのかぜんぜんわからなかった。