Hao life

中国時代劇、華流史劇好きのブログ

【独孤伽羅~皇后の願い~】感想 イケメン宇文護に夢中

カッコよすぎる美形な宇文護 でも哀れ


物語のラスボスである宇文護。イケメンです!憂いのある一途な男。野心と愛を天秤にかけられない、ともすると愛のほうが大事なタイプで般若が好きで始終振り回されている。しかも般若は愛より野望が大事な女だったので報われない。そんな宇文護に私はずっと同情してました。キャストのシュー・ジェンシーさんが前回視聴してたドラマでもずっと真摯な思いを胸に秘めた片想い役だったので、また健気役だったのも大きい。手下の哥舒が宇文護に厚い忠誠心を尽くしていたのが印象的。従者の愛!

独孤三姉妹

長女・独孤般若。彼女は結局だれが好きだったのかなと。私の個人的な願望では宇文護であってほしいけど。自分の旦那も元恋人も振り回すだけ振り回した般若。皇后の地位まで上り詰められ彼女の野望は達成できたけど、あまり幸せそうではなかった。でもこういう芯の強い女性って憧れる。

次女・独孤曼陀。この物語の影の主役では?ってほど彼女はインパクトある悪役。その性根も陰謀のやりくちも全て胸くそ悪いんだけど、その存在感たるや圧巻で巷では曼陀のいない独孤伽羅はクリープを入れないコーヒーのよう(この言い回しわかるかな??)だと言われるまでに。彼女他の姉妹の負けたくないという願望は最後まで貫かれ、死後息子によってその願いは叶えられました。息子は皇帝になるし彼女の執念凄まじいです。

三女の主人公・独孤宇文邕は天真爛漫な女性。三姉妹の中では父親に一番愛され大切に育てられたお嬢様。幼なじみの宇文邕に好意を向けられるが、伽羅の恋愛対象にならなかった。しかし宇文邕はずっと伽羅に恋心を抱いていて、伽羅と楊堅の結婚式では新郎が結婚式に来れなかったので代役として仮面をつけて新郎の代わりになり伽羅と結婚の義を行った。ここにも健気男子が!このシーンではずっと雨が降りしきっていて愛のない政略結婚を強いられた伽羅、愛する人を見送らねばならない宇文邕、ふたりの信条を表すかの雨が切ないです。

楊堅とは紆余曲折がありつつも伽羅も成熟した大人になり愛を知り、両想いになります。最後のほうに楊堅が宮女によろめく所で、「どうして俺は浮気できないんだ」と走りながら叫ぶシーンがあるのですが、あれ史実だったみたいで伽羅って浮気を絶対許さない女性だったんですね。

おわりに

三姉妹それぞれ個性的でたくましいです。三人の愛憎劇ぜひ見てほしいです。そして一途におなごを愛する宇文護と宇文邕に刮目してください!

視聴中、字幕の曼陀のルビが小さくてパンダかと思ってら“ばんだ”だった。ずっとパンダちゃんて読んでました。パンダちゃん、他のドラマでも見かけますが今見てるドラマにも出ていて、どうやら普通の役みたいだけど、いつ悪人になるのかハラハラします。