出だしがなんとなく入りにくくて4話で脱落しそうになったんですが、おいしい兄弟が出るとの噂を聞き再び視聴。舞台が仙界になってから面白くなってきました。チャン・ビンビン(張彬彬)はこれまでクールな役しか見たことなかったので陸離(ルー・リー)の陽気な役柄が新鮮(…ちょっと若さがアレですが)。
ヒロインの柳梢(リウ・シャオ)は積極的で大胆なヒロインで好感持てました。
なんといっても寄水族の兄弟がとっても良かった。この二人のブラコン具合といったら半端ない。二人とも愛情表現がダメすぎて不器用すぎた。それに加えて弟は自己正当化激しい性格だから始末におえない。悪の道に走る弟、それを何度も許してしまう兄と何度か繰り返されてイライラしちゃうんだけどお互いに対する二人の愛情は本物なので尊い。若い頃ヤンチャだった訶那(ホーナー)兄様もステキ。
弟阿浮(アーフ―)と洛寧(ルオ・ニン)の恋模様もとても可愛らしくて好きでした。主人公たちの行く末よりこの二人の方が気になって、主役達を超えた阿浮悲劇的展開に涙した。阿浮の愚かさ加減が哀しい。そんな男でも一途に彼を愛するけど突き放しもする洛寧がとても魅力的なキャラだと思いました。
このドラマなぜか最終回が2ルート用意されていて私は断然40話が好きです。阿浮の手助けで現れる洛寧の魂。ここのシーンが大好きです。39話の兄様は死んでしまうのだけど、40話では阿浮が救う所も良い。39話は主人公達も悲しい別れを迎えるので大団円な40話を作ってくれて嬉しい。
噂通りの美味しい兄弟でした。この二人が尊すぎて、転生と後継者の差とか、邪心の設定とか白鳳のしつこさとか他いろいろツッコミ所はあったけど、どうでもよくなった。ファンタジーラブ史劇はすれ違いを繰り返すのがセオリーなので、それの展開が退屈だとハマれないのだけど「月歌行」は面白かったです。